「YUKINO」-2
Ⅱ
斎木は今ベッドの中で女を抱いて寝ている。
女は勿論今から二十年前にみんなから祝福されて結婚した斎木の妻ではない。
斎木よりも二十歳以上も歳の離れた若い女だ。娘と言っても殆んど不思議ではないような若い女だ。
ここは神戸の三宮にあるファッションヘルスの一室だ。
女は肌の色が透き通るように白くて、華奢でそのくせ胸だけははお椀を伏せたくらいのちょうどいい大きさだった。
女はその上に清く澄んだ綺麗な目と涼やかな笑顔を持っていた。
女は小柄なので斎木の身体の中にすっぽりと納まって、全く安心しきったように今眠っている。
斎木の両手に触れている女の二の腕は赤ん坊の肌のように柔らかくてすべすべしている。
女はついさっきまでシックスティ・ナインの態勢で斎木のペニスをしゃぶっていた。
そして斎木が精液を女の口の中に放出すると、ベッドの傍にあるティッシュペーパーで斎木のペニスと自分の口をぬぐった。
その後すぐに立ち上がり、シャワーの所に行き口をうがいした後、消毒液できれいに消毒した。
それからまたベッドに戻ってきて、余った時間で斎木の身体をマッサージしようとしたが、そんなことはもうしなくていい、と言う斎木の言葉に甘えてこうやって眠っているのだ。
かなり疲れがたまっているのだろう。
女は斎木の腕の中ですぐに眠りに堕ちたようだ。女の名前はYUKINOと言った。(つづく)


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